2022年6月19日

ひろこ
ひろこ
あなたの食の専属パートナー ひろこ です。
先日、久しぶりにところてんを食べたくなりました。1件目のお店のところてんは酢醬油しかついていませんでした。2件目、3件目もメーカーは違えど、酢醬油のみ。少し前までは、からしと青のりもついていたのに。。。そして、彼らがいい仕事をするのに。。。致し方なく、ところてんとは別にからしと青のりを買うことにしたのですが、そんなときの話です。

プロローグ

からしを買うとなった時、一般的なのはチューブタイプの商品ではないでしょうか?
そんな中、今回、私が選んだのは、粉末タイプです。

なぜ、粉末タイプを選んだかというと、
 ★チューブタイプは、鼻から抜ける辛さを常に味わえない
 ★粉末タイプは食品添加物が少ない
からです。
これは、わさびについても同様のことが言えますね。

ひろこ
ひろこ
個人的に、外食や中食の商品を食べると8割強の確率で、食べている最中から”タン”が絡みだします😖 何に反応しているのか分からないのですが、自炊している時は全く出ません。
そんな経験から、なるべく食材そのものを食べるように心がけています。そして、加工品を選ぶ時は、何に反応しているのか分からなので、なるべく食品添加物が少ないものを選ぶようにしています。

食品添加物

食品添加物は、保存料、甘味料、着色料、香料など、食品の製造過程または食品の加工・保存の目的で使用されるものです。
厚生労働省が、食品添加物の安全性について、人の健康を損なうおそれのない場合に限って、成分の規格や、使用の基準を定めたうえで、使用を認めています。

多くの加工食品を販売できているのは、食品添加物のおかげとも言えます。
しかし、食品添加物は、長い食経験の中で選択されてきた食材とは異なるものです。
したがって、規格や使用基準が重要となります。

主要な用途別にわけると、下記の18個に分類できます。
 ◇甘味料
 ◇着色料
 ◇保存料
 ◇増粘剤、安定剤、ゲル化剤又は糊料
 ◇酸化防止剤
 ◇発色剤
 ◇漂白剤
 ◇防かび剤又は防ばい剤
 ◇乳化剤
 ◇膨脹剤
 ◇調味料
 ◇酸味料
 ◇苦味料
 ◇光沢剤
 ◇ガムベース
 ◇栄養強化剤
 ◇製造用剤等
 ◇香料

食品添加物の表示ルール

2015年4月に食品表示法が施行され、その中で加工食品の栄養表示が義務化されました。
5年の猶予期間を経て、2020年4月に完全移行しました。
食品添加物の表示ルールも食品表示法の中に定められています。


食品表示法が施行される前までは、原材料として、原材料に占める重量の割合の高いものから順に記載していました。

しかし、この記載方法では、原材料と食品添加物との見分けがし難いことから、表示ルールが替わりました。
添加物については、「添加物」と添加物以外の「原材料(食品)」とを明確に区分して表示することになりました。

原材料と添加物を明確に区分する方法として、別記様式の原材料名欄の次に「添加物」の事項名で欄を設けて記載する方法の他、スラッシュなどの記号や改行する方法があります。
表示スペースも限られていることから、原材料と添加物を記号「/」で区分して表示する手法をとっている商品が多いです。

からし

さて、今回の発端である”からし”を見ていきましょう。

チューブタイプの練りからしの添加物は、水色で囲ってあるものです。
ソルビット、酸味料、香料、増粘剤、酸化防止剤が食品添加物に当たりますね。
それぞれの役割は、
 ソルビット → 甘味をつける
 酸味料 → 酸味をつける
 香料 → からしの香りをつける
 増粘剤 → ねっとり感をだす
 酸化防止剤 → 酸化による品質の低下を防止する
たいして、粉末タイプのからしの添加物は、着色料(ターメリック)のみです。

ひろこ
ひろこ
この食品添加物の違いを、どのよに受け取るかは、人それぞれで良いと思います。
ただ、からしを選ぶといった選択ですが、同じメーカーでも違いがあることを知って欲しいなと思います。

ついでに

市販の弁当でたまに見かける”保存料不使用”表示。
工場で弁当を作って、店頭に2~3日並べられ、お客様が購入後は常温に放置されていてもおかしくない商品が保存料なしで傷まない訳が無いですよね?
普通に考えれば、そうなのですが、情報弱者の方には良い印象を与えかねません。

食品の保存中におきる、微生物増殖による腐敗、油脂酸化などによる品質低下を防ぐ目的で使用される添加物には、
 ◇殺菌料 ⇒ 加工食品の製造に際し、原材料に付着している微生物を殺菌・除去
 ◇保存料 ⇒ 食品中の微生物(細菌、カビ、酵母)の繁殖を防ぐ
 ◇酸化防止剤 ⇒ 油脂などの酸化を抑制し、変質を防ぐ
 ◇防カビ剤 ⇒ 果物でのカビを防ぐ目的で主に柑橘類に使用。
 ◇日持向上剤 ⇒ 保存料ほど効果が強くないが、短期間、品質を保つ目的で使用
などがあります。

実際の市販品を見てみましょう。

保存料不使用と見えやすい場所に表示されています。
裏面の栄養表示を見てみましょう。
確かに、保存料は入っていませんが、pH調整剤、クエン酸、酸化防止剤など品質低下を防ぐ目的で使用される添加物は使用されています。
表面の見やすい表示だけでなく、見やすくなった栄養表示を利用してはいかがでしょうか。

ひろこ
ひろこ
私は、食品添加物の全てを否定していません。食品添加物があるから、食中毒を防げ、様々な新商品が出てくる、といった恩恵を受けています。ただ、個人的な価値観として、多少めんどう位なら、添加物が入っていない商品を選ぶ価値観を持っている程度です。
しかし、お弁当の保存料不使用のように、確かに保存料は入っていないけど、似たような働きをする製剤が入っているのなら、書かない方が情報弱者にも優しいのではないかと思うのです。
自分の欲しいものを選べるように、最低限の知識は身に着けておきたいですね。

 

【参考文献】
月刊フードケミカル 2020年4月号
東京都保健福祉局 HP