2022年5月22日

ひろこ
ひろこ
あなたの食の専属パートナー ひろこ です。
前々回は、栄養成分表示について基本的なことを書きました。今回は巷でよく見かける『糖質ゼロ』『糖質オフ』『カロリー50%カット』『微糖』などの紛らわしい表示について触れたいと思います。

栄養強調表示

「糖質オフ」「低カロリー」「ノンオイル」等の表示がある商品を、肥満解消や健康維持のために取り入れている人もいると思います。
しかし、「○○ゼロ」「○○オフ」「ノン○○」等のどれを選べばいいか、迷うことはありませんか?
これらは食品表示法の栄養強調表示で定められている基準に沿って表示されています。

栄養強調表示は、少なかったり、多すぎたりしたときに、国民の健康の保持増進に影響を与えている栄養成分について、補給ができる旨や適切な摂取ができる旨の表示をするときに利用できます。

冒頭の「糖質オフ」「低カロリー」「ノンオイル」等の表示は、強調表示の中でも栄養成分の量又は熱量が少ないことを強調したい表示とみなされます。
その表示のルールは、食品表示基準第7条と第21条と別表第13に定められています。

ひろこ
ひろこ
2015年に食品表示法が施行される以前は、厚生労働省管轄の健康増進法の『栄養表示基準』の中で基準が定められていました。2022年5月時点で、現行の栄養成分表示関係の調べ物をしたい時は、食品表示法を参考にしましょう。

栄養成分の量または熱量が少ないことを強調したい表示

栄養成分の量または熱量が少ないことを強調したい表示は、食品表示法の言葉で言うと「適切な摂取ができる旨の表示」となります。
適切な摂取ができる旨の表示には、該当する栄養成分、書き方等の決まりがあります。

栄養成分等

「適切な摂取ができる旨の表示」が出来る栄養成分は限られており、
  ★熱量(カロリー)
  ★脂質
  ★飽和脂肪酸
  ★コレステロール
  ★糖質
  ★ナトリウム
のみとなっています。

上記以外の、栄養成分などについては、強調表示はできません。
よって、『たんぱく質ゼロ』などといった表示は基本、できないのです。

表示の種類

表示の書き方にもルールがあり、
★「含まない」ということを表示する
 例 無○○、□□ゼロ、ノン▽▽、◇◇レス などこれらに類する表示
★「低い」ということを表示する
 例 低○○、◇◇控えめ、▽▽ライト、□□オフ、△△ダイエット などこれらに類する表示
★通常と比べて「低減している」ということを表示する
 例 ○○20%カット、▽▽g減、□□ハーフ などこれらに類する表示

栄養強調表示の基準値

『糖質ゼロ』と書けるか、『糖質オフ』と書けるか等は商品に含まれる栄養成分で区別されます。
下記の様に、栄養成分によって基準値が変わってきます。

つまり、「カロリーオフ」よりも「ノンカロリー」の方が、カロリーが低いのです。
この様に、表示の定義を知っていると、購入する際の目安になりますね。

栄養成分表示に「0(ゼロ)」と表示できる基準

上図の「 含まない旨」の表示に記載されている量であれば、栄養成分表示で「0(ゼロ)」と表示できます
つまり、カロリーゼロと表示されていても、実際には100gあたり5kcal未満であれば0kcalと表示できます

無糖飲料のカロリーを食品成分表で調べてみましょう。

市販のブラックコーヒーの栄養成分表示をみてみます。

4kcal前後の表示がされていておかしくないはずですが、100ml当り5kcal以下なので0kcalと表示されています。
ブラックコーヒーや麦茶などは、わざわざカロリーゼロなどと表示する風習がないので、見過ごしがちですが、カロリーはあります。
コーヒーに限らず、カロリーゼロと書かれた500mlのペットボトル1本では、カロリーが25kcal近くある可能性もあるのです

「カロリーゼロ」だから大丈夫と思い込んでいませんか?
正しい知識をもって食品を選択できると良いですね。

ついで

強調表示は、適切な摂取ができる旨の表示の他に、
 ★補給ができる旨の表示 ⇒ 栄養成分の量が多いことを強調する
 ★添加していない旨の表示 ⇒ 無添加を強調
もあります。
このような表示をする場合は、定められた条件を満たす必要があります。
適切な摂取ができる旨の表示の様に、該当する栄養成分、書き方等の決まりがあります。

まとめ

食品成分表示に0kcalと記載されれいても、全ての商品が0kcalとは限りません。
「ゼロ」と表示されていても、微量は含まれていることもあると認識したうえで、商品選択ができると良いですね。

ひろこ
ひろこ
今回も、簡潔にまとめだのですが、少しややこしい内容になってしまいました。。。
栄養成分表示のルールは、私の肌感覚では、一般消費者には届いていない😓そして、表示の意味合いを調べようと思っても、条文も多いし、簡単に答が見つけにくい😞
個人的に、減塩醤油などは利用しますが、カロリーゼロとはか使用していません。なんか、素材を調整している商品を、単純に美味しいと感じることが無いからだと思います。だから、美味しいものを、適量食べるになっているのだと思います。

【参考文献】
食品衛生の窓  
消費者庁 HP  
食品表示法