2021年9月10日

ひろこ
ひろこ
あなたの食の専属パートナー ひろこ です。日本では馴染み深い『健康診断』。幼少期のころから受けているので風物詩的な存在ですよね。歳を重ねてくると、何となく尻込みしちゃう、出来れば受けたくないよねと思う方が多いイメージです。最近の新型コロナウイルス感染症流行では、基礎疾患のある人は重症化の可能性が高くなるなどの傾向が分かりつつある中では、やっぱり自分の身体を知っておくことは大切!! ということで、今回は健康診断を賢く利用する術をお伝えいたします!

健康診断


日本では、国民皆保険制度により、原則すべての国民はなんらかの公的医療保険に加入しています。
医療保険は、職業や年齢などによっていろいろな種類があり、運営する保険者という主体も国や市町村、民間団体など様々です。
そして健康診断は、医療保険の種類によって健康診断の内容や受ける場所、申込先、自己負担金等も違います。

このように、日本では、原則、健康診断を受けるのが当たり前の環境となっていますが、世界を見渡すと非常に珍しいです。
欧米諸国では、職場の健康診断の精度も、人間ドックも存在しない国が多いです。
健康診断などが、より人を健康にしたり、より長寿につなげるというエビデンスもないなかで、定期的に行う意味は無いと見ているようです。

健康診断は、いわば身体のリスク管理です!


では、なぜ、健康診断を受けるのをすすめるか、ということになります。
ずばり、健康診断は健康な体を保持して病気にならない様に、現在の身体の状況を知るために受けて欲しいと思います。
この、病気にならない様にと言った予防の視点が、病気が疑われている人が病院に行って検査することとの大きな違いと言えます。
身体のリスク管理を年一回行うと思っていただければと思います。

お願いだから健康診断前に対策をしないで!


健診前になると、減量に取組んだり、お酒を控えたりと、普段とは違う生活を送る方が見られます。
悪い結果は避けたいといったお気持ちは理解できますが・・・お勧めいたしません。
理由は、普段の身体の状況が把握できないからです。
もしかしたら、普段の生活で何ら問題ないかもしれません。
生活改善が必要そうか否か、先ずは現状を知ることが一番のポイントなのです。

ちなみに、体重が増加すると血圧、血糖値、中性脂肪値、尿酸値などに影響を及ぼします。
また、飲酒量が多くなると、γーGTP値はもちろん、体重、中性脂肪値、血圧、尿酸値に影響を及ぼします。

健診前の減量や節酒を健診後もできるのなら、今すぐにでも始めて、継続し続けてください!

健康診断の手引きを熟読すべし!


健診前に、注意事項などがかかれた手引きを読んでいますか?
血液検査や尿検査をより正確に行うために、いくつかのポイントがあります。
健康診断の内容は、保険者により様々ですので、今回は基本の項目で見過ごされていると感じることをお伝えいたします。

  • 腹囲
    お臍の周りを測るもので、特定保健指導の選定基準で用いられる項目の一つです。
    体重(≒BMI)はクリアしているけど、腹囲で引っかかるって方は結構います。
    ポイントは、腹囲を測ってもらっている時の目線!!
    数値が気になって目線が下にいくと、骨格上、腹囲周辺もたるんでしまい数値が多くでます。
    目線は真っすぐで、リラックスした状態を計測してもらいましょう!!
  • 血圧
    血圧は、検査項目の中で一番デリケートな検査項目と言っても過言ではありません。
    身体活動、精神状態、体内の水分量、気温、体温、年齢、などで簡単に変わってしまいます。
    少し休憩してから受けるイライラすることを考えない話さないの3つは最低限、守って頂きたいです。

 

  • 空腹時血糖値
    血糖値は、食物の摂取状況で変動するため、採血のタイミングが重要になります。
    10時間以上の絶食状態での採血が望ましいです。

 

  • 中性脂肪値
    中性脂肪値も、食事の影響を受けるため、採血のタイミングが重要になります。
    12時間以上の絶食をしたうえで、早朝の採血が望ましいと言われています。
    12時間以上の絶食をしても、前夜に焼肉でカルビなど動物性脂肪を多く含んだ食事をすると高値になることが多いです。
    前夜の食事は、さっぱりした食事を心がけることもポイントです。

 

  • γ-GTP
    飲酒量が、その人にとって多い場合は高値を示します。
    再検査などになった場合は、3週間ほど禁酒した後に採血することをお勧め致します。

 

  • 血液検査全般
    脱水状態になると血液が濃縮されてしまい、全ての項目で高値になってしまいます。
    夏季期間中に採血を行うときは、脱水状態にならない様にしましょう。

健康診断後の活用方法

健康診断は受けた後、結果をどのように扱うかでピンキリとなります。
注意点と活用法を伝授します。

  • 基準値を過信しない
    健康診断に関わらず、医学では「正常値」という言葉を使用しません。
    これは、この値の範囲にあれば自分が健康であるという誤解を招くおそれがあるからとされています。
    医学では「基準値」を用います。基準値は正常値ではなく、健常人の95%の方がこの値に含まれるといったものに過ぎません。
    言い換えれば健康であっても5%の人は基準値から外れることになります。
    ひろこ
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    基準値をもとに、ABC評価がされています。よって、「全部AかBだから問題ない」といった考えは安易すぎると言えます。

 

  • 時系的変化に注目すべし!!
    一度だけの検査数値でなく、連続した検査数値をみた方が、より正確な病気の診断ができます。
    連続した検査数値をみることによって、よくなっているのか、それとも悪くなっているのかが分かります。これが非常に大きな情報を与えてくれるのです。
    また、同じ数値であっても、ずっと前から悪かったのと、急に悪くなったのでは意味が違います。
    健康診断結果は、ご自身の健康管理に最も活用できる科学的なデータです。
    ひろこ
    ひろこ
    特定保健指導を行っていると、去年受けたから今年は受けませんと断られることが度々あります。身体は常に変化しています。特定保健指導の対象者になったら必ず活用です!!

 

  • 専門家を利用しよう!
    健康診断では、ある一つの病気を決めるのではなく、身体が健康か否かというスクリーニングに有効な検査を行っています。
    ひとつの検査結果だけをみて判断するのではなく、検査結果を総合的に見て判断する必要が出てくるのです。
    また、体重の多い人と少ない人では異常値に違った意味があることもあります。
    総合的に、俯瞰的にみることのできる専門家に助言を仰ぐことも、よろしいかと思います。

 

ひろこ
ひろこ
生活習慣病になったらどうすうるかではなく、生活習慣病にならないための生活習慣とはどのようなものかを知り、生活に落とし込むことができると良いですね。
普段の生活習慣として身に付いたリズムを修正することは、容易なことではありません。いざ改めようと思っても、ついつい「めんどう」「忙しい」「明日から」という思いが頭をよぎることでしょう。また、「最近太ってきたけれど、何の症状もないから大丈夫」と考えてしまうこともあるでしょう。たしかにその通りですが、これはリスクの問題です。生命保険に入るのといったリスク管理もありますが、その前にやれることも有りますよ!!