2022年4月3日

ひろこ
ひろこ
あなたの食の専属パートナー ひろこ です。
今年度はじめてのBlogは、初心に帰り「ヒトはなぜ食べるのか?」を考えていきます。
食べるという行為はあまりにも当たり前すぎて、考えたこともないかもしれません。「なぜ食べるのか」を知ったら「何を食べるか」や「どの様に食べるか」につながると思いますよ!!

ヒトは従属栄養生物

ヒトが食べる理由は、端的に言えば、「生きていくため」に他なりません。
ごく当然のことなので、「それが答え?」と思うかもしれませんね。

すべての生物は、食べなくては生きていけないのかと言われると、そうでもありません。
植物は食べなくても空気や光や水があれば生命体を維持できています。
植物は、水や二酸化炭素などの分子量の小さい物質(無機物)から、有機物のように分子量の大きい物質を合成し、生命体を維持できます。
このような生物を独立栄養生物といいます。”

しかし、ヒトは無機質から有機物を合成する能力を持っていません
つまり、ヒトは身体に必要な成分を、自ら一からつくりだすことができないので、有機物を食べて、体内で必要な成分に作り替えて利用せざるを得ないのです。
このヒトのような、独立栄養生物から直接、または間接的に有機物を得る生物を、従属栄養生物といいます。
従属栄養生物は、食べなければ生命維持ができないので、生きている限り、食べ続けるのです。

 

生きている限り

心臓を動かすにも、呼吸をするにもエネルギーが必要で、そのエネルギーは食べることでしか得ることができません。
動かなくても、生命体を維持するだけでも、食べることは必須です。

また、日常生活では意識することはほゞないと思いますが、生きている限り、細胞や組織を絶えず作り替える必要があります。
髪の毛や爪が伸びるのも、切り傷がなんとなく治っているのも、食べているからこそなのです。
他にも、目に見えない内臓のたんぱく質は10日、筋肉は半年、骨は1年半で50%程度が入れ替わると言われています。

このような、エネルギーや細胞に必要な成分は、全て食べることで得ているのです。

 

生命維持のためには「食べる」だけしか術がないのか?

ひろこ
ひろこ
ここからは、少々、倫理的なことも絡んだ意見です。

私は大腸炎で入院したとき、3週間ほど点滴だけで生きていました。
また、口から食べることが難かしいヒトは、鼻から胃までチューブを通して流動食をとったり、胃に穴を開けたところから流動食をとったりしているヒトもいます。
この様に、生きるために必要な栄養成分を食べない方式で得る術をヒトは見つけ、利用しています。

ちなみに、点滴や流動食を利用することは、現代医療の世界では極力避けたいこととされています。
どうしても点滴や流動食に頼らなくてはならない場合に使用し、かつ、その使用期間を可能な限り短くすることがスタンダードとなっています。
それは、胃腸などの内臓の機能を落とさないため、内臓の機能が低下することで免疫機能が低下すること、などの弊害がわかっているからです。
つまり点滴や流動食は、極端にいえば延命措置とも言えなくはありません。

その様な術に助けられた身ではありますが、やはり、生きていくには食べていかなければならないようです。

ひろこ
ひろこ
ヒトは単に食べていれば、生命体を維持できるといった簡単なものではありません。
生命体を維持するのに必要な、全ての栄養素を体内で生合成することできません。ですので、体内で生合成できない栄養素はその形で摂取する必要があります。また、体内で生合成できる栄養素であっても、その材料を揃えなくてはなりません。
ただ食べるだけでく、何を食べるかがポイントになります。これは、次回以降のお楽しみ!!

 

【参考資料】
日本臨床栄養代謝学会 HP
『栄養こつの科学』 柴田書店 佐藤秀美