ひろこ
ひろこ
なたの食の専属パートナー ひろこ です。
栄養や健康の情報があふれ、何が正しいのか判断がつかない状況になっていますね。
正しい栄養の知識と食べ方を知って欲しいという思いから、管理栄養士の立場から科学根拠に基づいた情報”栄養の知識の泉”を発信していきます。
”栄養の知識の泉”の第二弾は『構成成分の違い』です!

はじめに

さて、前回の”栄養の知識の泉”では、栄養のことについてザックリと説明しました。

今回は、食事の構成成分と人体の構成成分を見比べていきたいと思います。最後まで読んで頂けたら、お肌のためにコラーゲン入りドリンクを買うなんてことから卒業できるはずですよ。

 

1.人体の構成

人体は、細胞、組織、臓器によって構成されています。
これらが円滑に作用することで、私たちの生命が維持されています。

成人の人体は重量でいうと、約60%が水分を占め、16.4%がタンパク質、15.3%が脂質、糖質が1%、5.7%がミネラルで構成されています。

人体でのタンパク質は、筋肉、臓器、爪、髪などです。また、ホルモン、酵素、免疫の主成分でもあります。常に分解し、新しく作り替えられており、その量は1日180gと言われています。

人体での脂質は、脂肪として存在するほかに、細胞膜の主成分、ホルモンをつくるときに欠かせない物質でもあります。

人体での糖質は、肝臓と筋肉に蓄えられているグリコーゲンのことです。体内に貯蔵される糖質の量は約300gと言われています。

ミネラルは、骨 や歯などの硬い組織の構成成分として人体に存在しています。骨にはカルシウムがあるので、食事中のカルシウムで足りない場合は、骨のカルシウムを利用したりします。

 

 

2.食事の構成

一方、食事の重量構成は、約67%が水分、5%がタンパク質、5%が脂質、糖質が22%、1%がミネラルで構成されています。

ちなみに、
★ここでの食事はベジフルで販売しているお弁当を指します。
約530kcal、PFC比14:25:61、野菜を120g使った一般的な食事です。

★1日を通すと食事以外に水分を摂取するため、水分の比率は上がります。

 

 

3.食事と人体の構成比率の違い

人体は、食べた物で作られているのに、食事の構成比率と人体の構成比率が違うって不思議に思いませんか??

この比率の差からも分かるように、食物の栄養成分が直接的に生体で利用されているのではなく、摂取された栄養素は、そのヒトに適する新たな栄養素に転換されいるのです!!
例えば、ステーキを食べたとしても、そのまま食べたヒトの筋肉になるわけではありません。ステーキのなかのタンパク質が消化されてアミノ酸として吸収され、その一部がヒトの筋肉を構成するタンパク質の合成に利用されるかもしれないだけです。
この「かもしれないだけ」がポイントです。風邪をひいていて、免疫を強化しなくてはならない状況だと、筋肉の合成よりも免疫を強化することにアミノ酸は使われます。
この様に、食べる側が「筋肉をつけたいから肉を食べる」と思って食べたところで、身体が必ずしもその様に利用してくれるとは限らないのです!!
(お肌をきれいにしたいと思ってコラーゲンドリンクを飲んだとしても、そのアミノ酸がお肌の再生に使われるとは言い切れません)

また、一番食べている炭水化物は、大部分がエネルギー源として消費されてしまうので、生体内の割合は最小となっています。
このように、身体に蓄えられる栄養素(脂質)と、蓄えられない栄養素(糖質)があったりもします。

 

ひろこ
ひろこ
食べた物は、そのまま身体を作ってくれる訳ではないことを、お分かり頂けましたでしょうか??
食べた物は体内に入ると『消化 ⇒ 吸収 ⇒ 代謝』の過程を経て、エネルギー源となったり身体構成成分になったりするのです。
『消化 ⇒ 吸収 ⇒ 代謝』の過程は人それぞれで、同じものを食べても同じ体型にならないことにもつながっています。次回はそのあたりのことに触れたいと思います。