ひろこ
ひろこ
あなたの食の専属パートナー ひろこ です。
今回は、最近読んだ本のご紹介です。さらっと読める内容なのですが、一般の方向けというよりは、これから栄養学を学ぼうとする若い世代に読んでもらいたい一冊です!!

本を紹介する理由

前回のblog人間栄養って何?を書く際に参考にさせていただいた書籍です。
また、国家資格である管理栄養士を掲げてサービス提供する立場なので、日々の勉強の一環で読んだ書籍です。

管理栄養士として業務に当たっていると、お客様とのギャップをどう埋め合わせるかが日々の課題と言っても過言ではありません。
そんな自分の悩みはちっちゃいなと思わせてくれた書籍なので紹介します。

著者の紹介

著者は日本栄養界のドン中村丁次さんです。

2018年より日本栄養士会の会長をされており、現在の管理栄養士の立場を築き上げてくださった方と言っても過言ではないと思います。
調べたところ、2004~2012年も会長をされており、一回退任し、2018年から再就任されているようです。)
私は、神奈川県立保健福祉大学で学んでいた際に、著者の講義を受けており、栄養の楽しさや魅力を教えてくださる先生といったイメージが強いです。

本書の構成

約100年の歴史をもつ日本の栄養政策の後半部分に直接参画した中村先生が、日本の栄養学、栄養士が歩んだ道筋をたどっています。

表題にもある通り、臨床栄養からの視点で、日本の栄養学の道筋、著者が歩んだ道のりが示され、今後の栄養士の在り方の提言までをまとめている一冊です。

おすすめ理由1 ~仕事にする前に現実を知っておくことは大事です~

これから栄養士や管理栄養士の資格を習得して仕事にしていきたいと思っている方には、学校に入学する前に是非とも読むことをお勧めする一冊です。

なぜって、この業界、甘くないです。
ズバリ、国家資格ですが、公務員は別として、民間や個人で管理栄養士の資格を生かして仕事をするとなった場合、正直、給与面は良いとは言えません。
スポーツ栄養などはメディアでも取り上げられているので夢描く方は多いと思いますが、そもそもの求人が少ないのが現実です。
様々な就職先があり、就職してから専門性を伸ばしていくので、管理栄養士といっても知識の幅はピンキリになります。
このような業界に入る前に覚悟を決める一冊としてお薦めできる一冊です。

おすすめ理由2 ~仕事にモヤモヤした時にお薦めです~

私は、オフィス街でテイクアウト飲食店を経営しつつ、お客様の食事や栄養に関する疑問にお答えしています。
病気をしたことのない人にとっては、管理栄養士の認知度ってほゞほゞゼロだな、健康維持のために活用して欲しいけど活用方法を知らないんだろうな、と思う日々です。
一言で言うなら、壁にぶち当たっています。
小泉純一郎元総理は、「食育基本法」を交付した際、「かつて、国家が栄養政策を間違ったために多くの死者をだして国民に迷惑をかけたことがある。栄養は、国家にとって重要なことであり、国の基本法にしたい」と述べたそうです。
この考え(栄養の大切さ)を、一般消費者の方々にも浸透させる役割を担える存在であり続けたいなと、自分のやりたいことを再認識できました。
そして、栄養士や管理栄養士の立場を築き上げてくださった先人の苦労を知ることができ、自分にカツを入れることができるのでお薦めです!

まとめ

日本の栄養に関する政策の歩みを知れる一冊です。
また、栄養学の魅力や奥深さを知れる一冊です。
食料廃棄率が社会問題となり、メタボという言葉が浸透している日本において、なんの考えも意識もなく漠然と目の前のものを食べているヒトは多いかと思います。
ヒトが生きていく以上、栄養は切っても切れない関係です。
未知数の栄養の分野に挑んでいる方、これから挑む方に是非とも読んでいただきたいです。

こちらでは、本書で紹介している「栄養のチカラで、難局を乗り切る」の生の声も聴けます。

ひろこ
ひろこ
今回はマニアックな内容になってしまいましたね。
私にとって、中村先生は栄養の魅力を教えてくださった方です。大学の講義は、1コマの大半が先生のフリートークで、最後に慌てて教科書を棒読みするスタイル。何か一個をやり遂げている人にある魅力、話術を備えている方でした。先生の話を直接聞いてエネルギーチャージしたいなと思った一冊でした。