ひろこ
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あなたの食の専属パートナー ひろこ です。
栄養カウンセリングやベジフル手帳では『人間栄養』と『時間栄養』の考え方をベースに、あなたの悩みを一緒に解決しています。今回は『人間栄養』をサックっと説明しますね。

栄養学とは?

ひろこ
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悲しいかな、一般の方には馴染みがほゞほゞない国家資格の管理栄養士。まずは私たちがベースとしている『栄養学』について説明します。

栄養学は、食事や食品の中の成分である栄養素が、生体内でどのように利用され、影響しているのかを研究する学問です。

また、栄養学の目的は食事と身体との関係を研究することで、食生活や医療分野に役立て、健康の維持・増進や回復に寄与することです。

日本に栄養学が導入されたのは、明治維新以降と言われています。
そして、1914年に開設された栄養研究所において「何を、いつ、どれくらい」食べたらよいのかを研究することから本格化してきます。
当時は戦争中の厳しい食料事情のなかで、国民・戦人の生命を維持するための対応を期待されていました。

その後、食事と生活習慣病とのかかわりが明らかになり、食事と病気との関係を研究する疫学研究がメインとなってきます。
最近は、食品成分の健康に対する作用が解明されだしています。

ヒトは食べないと生きていけませんが、時代のニーズにあわせて栄養学に求められることも変わってきています

人間栄養学とは?

ひろこ
ひろこ
人間栄養学は、時代のニーズにあわせて栄養学に求められることも変わってきている流れで生まれました。その辺を分かりやすく説明しますね。

日本での栄養学の発展の起源が”国民の生命を維持するための対応”であったため、栄養素の欠乏症の解決に向けて食物と栄養を体系化していきました。
よって、栄養学は「食物栄養学」として、食品及び食品に含まれる栄養素の研究、栄養素が細胞内の分子レベルでどう作用し代謝するかの研究に重点がありました。
そこでは、人間の体の状態、いつ食べるのか、どう調理するのか、どういう作用が求められるのか、といった調理や消化に関連した問題などに触れられることはありませんでした。

時代は移り変わり、過剰症ともいわれるメタボなどの生活習慣病が課題となってくる頃に、食べ物側ではなくヒト側から栄養状態などをみる「人間栄養学」にシフトしだします。
従来と大きく異なることは、人間栄養学は、ずばり”その人だけ=個人”を見ることにあります。

食品中の栄養素は、食べたからと言って全てを体内に取り入れ、利用されているわけでもありません。
また、同じ食品を食べても、食べるヒトが違えば、栄養素の吸収に±20%程度の差異が出ると言われています。
栄養素の吸収の違いは小さなことで、身体状態、生活習慣など何一つとして、他人と同じことはありません。
何一つとして、他人と同じことはないのに、同じ基準で合う合わないを判断することはナンセンスですよね。
そこで人間栄養学は、栄養素の利用効率、身体活動による変化、栄養の質などを見たうえで、そのヒトの栄養に関する知識、行動も見ます。
さらに、栄養素の摂取だけでなく、社会活動、経済活動、人間活動も含めて検討します。
つまり、そのヒトの全部を見て、栄養学的見地からの見解を導き出すのです。

まとめ

栄養学は、いつの時代も最終的には人間の健康を保持・増進し、疾病の予防、治療に貢献するのは間違いないありません。
そのことを可能にするアプローチの仕方を食物から人間を中心にすべきだとの主張が人間栄養学なのです。

ひろこ
ひろこ
私のキャッチフレーズにある「あなたの食の専属パートナー」は、まさに人間栄養学が根底にあるのです。全く同じヒトはいませんよね。つぶさに”あなただけ”をみて、アドバイスいたします。

 

参考文献 『臨床栄養学者 中村丁次が紐解くジャパン・ニュートリション 日本の栄養の過去・現在、さらに未来に向けて』 第一出版