一昔前、日本国は食生活指針において「1日30食品を目標に」と呼びかけていました。
しかし、食生活指針において2000年以降この表現はなくなります。
1日30食品がなくなった理由は、
「30の数字を絶対視して食べ過ぎてしまうことがありかねないので、誤解を避けるために数値表示をしなかった」
とのことです。
国民栄養調査からみる日本人の総摂取カロリーの平均は、1975年をピークにその後は減る傾向にあります・・・・、残念。
ちなみに、その後の数値目標は、健康日本21で「1日350gの野菜摂取」が掲げられています。

今回は1日30食品とは言いませんが、色々な食材を食べて欲しい理由をお伝えしたいと思いす。

1.人類の進化

凄く壮大なスケールの話になりますが、人類の進化をみてみましょう。
大昔、人間になれる可能性のあった猿は27種類いたそうです。
私たちのと~い祖先はホモサピエンスですね。
(ホモサピエンスの血が濃いが、ネアンデルタール人との混血との見解もあります)
27種類のうち、ホモサピエンスとネアンデルタール人が残り、
最終的にホモサピエンスが残ったそうです。

彼らの食事と言えば、数年前までネアンデルタール人は「肉食」、ホモサピエンスは「雑食」であったと見られていました。
しかし、ネアンデルタール人の糞便や歯垢から植物が確認されたことより完全肉食ではなかったとの説がでてきて、答が出てない状況です。

まぁ、結果として「雑食」であったわれわれの祖先がヒトとして唯一生き残ったわけです。
これは、高所の葉を食べるのに有利だったからキリンは長い首を持った個体が生き残ったという、自然選択説と同じと考えられます。

私たちのルーツをたどると「雑食」であることが生き残れた理由の1つとなる訳ですから、
色々な食材を食べる意味は、それなりにあるといませんか??

2.未知の領域

リコピン、ポリフェノール、カプサイシン・・・
栄養や美容に興味のある方なら、聞きなれた言葉でしょう。
これらの物質(ファイトケミカル)は、栄養素に分類されません。
栄養素とは、その成分をとらないと特有の欠乏症を起こし、最終的には死に至る成分で、五大栄養素がそれに当たります。
つまり、ファイトケミカルは無くても生きていけるが、あると何かと身体に有益なものなのです。

ファイトケミカルは、植物に含まれる成分です。
現在、1000種類ほど発見されていますが、数万種類あるのではないかと見られています。
例えば、美白に働く成分を含む食物を食べた場合、体内ではその成分だけが利用されるのではなく、食物全体の成分が複雑にからみ合って作用しているのです。
私たちの身体は、一つの成分がそのまま反映されるほど単純ではありません
食物の成分はもちろん、人体の仕組みも含め、全てが科学で判明されてはいません。
今は判っていないけれども、キーポイントとなる物質がまだまだ数多くあると見て間違いないでしょう。

効果にこだわりすぎて、その成分だけを摂取することはせずに、
色々な食物から成分をとることがその効果を発揮させる可能性を高めるのです。

 

∞.ベジフルのつぶやき

★流行に敏感な方々へ

一昔前、スーパーフードなる食材が流行りましたね。
これも「海外セレブ発」といったありきたりの流行り方をしました。
その食材の効果はさておき、今まで食べ慣れていない食材を取り入れるのは、進化の流れをみると普通のことなのかも知れません。
広告のうたい文句どおりの結果が得られなかったにしろ、色々な食材に挑戦していくことは良いことです。
そして、その食材だけを食べずに、色々な食材と組み合わせて見ましょう。
セレブが発していないような身体効果が発見できるかもしれませんよ?!

★アスリートの方々へ

油分が少ないからと、鶏のササミやムネ肉ばかり食べていませんか??
疲労回復に有効だからといって、豚肉ばかり食べていませんか??
野菜は、ブロッコリーを食べれば良いと思ってはいませんか??

身体を絞る時期や、コンディションを整えるときに体質に合った食材を食べることは、悪いことではありません。
しかし、毎日決まった食材の使いまわしになってしまうと、限られた成分のみしか摂取できないことになります
普段の食事で、安価で栄養価の高くなる旬の野菜や果物を積極的に取り入れてはいかがですか??
または、外食では、普段は食べない食材を使ったメニューを選択してみてはいかがですか??
今まで気が付かなかった、身体の変化に気が付けるかもしれませんよ。